「気」は「情報」という言葉に置き換えると理解しやすと思います。
「情報」は必ず何かしらの物理的要素を介在して伝達され、それゆえ我々はその物事を認識することが出来るわけです。しかし、物理的要素自体は単なるマテリアルに過ぎず、情報そのものではありません。
例えば、鉄骨とセメントがあればビルが建つわけではなく、設計図という情報がなければなりません。
しかしながら、設計図も紙とインクで構成されており、本当の情報は設計者の頭の中にありました。
さて、実際のビルと設計図と設計者の頭には同じ情報がある、ということはお判りでしょうか。
つまり、物理的要素自体と情報というのは、同じではないということです。
同じではないのですが、物理要素が無くては情報は伝えられないので、両者は常に同時に存在するのです。
ただ、情報さえ伝達できるなら、その物理要素は何でも構いません。
それが紙とインクであれ、電気信号であれ、空気(音や言葉)であれ……
さて、伝達される物理要素が何であれ、そこに内在する情報が重要です。
それが我々にとって良くないものならば、「邪気」と呼びます。
逆に良い情報ならば、それを「生気・正気・神気」と呼んでいるのです。
お話を聞き(問診)皮膚や筋肉に触れて(触診・接診)、総合的に判断します。
しかし、最終的に気の状態を診断するには「脈診」という方法を用います。
我々が脈を診るのは、脈拍や不整脈の有無だけでなく、「経絡の虚実」を窺っているのです。
「脈診法」は伝統的な鍼灸の診断法ですが、脈によって気の状態を診るにはセンスと経験が必要です。
それゆえ、全ての鍼灸師がこれを用いるわけではありません。
脈というのは「命の拍動」そのものです。
だから私は「脈を触れることは、命に触れること」と言うのです。
「針が刺さると痛い」というのは、注射や画鋲や縫い針などを刺したときのイメージでしょう。
実際これらはかなり太く、注射針などは穴まで開いていますから、必ず痛点(痛みの神経)を刺激してしまいます。
しかし、我々が使う鍼は「毫鍼」といって毛のように細いものなので、痛点を刺激することは少なくほぼ無痛です。
それでも、もし痛点に当たるようなら無理してその場所には打ちません。
基本的には大田区と品川区の全域です。それ以外の地域は応相談となります。
設定料金以外にお金はかかりません。交通費や消費税も含まれていますのでご安心ください。
継続して施術を受けたい場合は、一回あたりがより安くなる回数券もありますのでご相談ください。
回数券の有効期限は発行日より6ヶ月間となります。
症状にもよりますが、ベストなのは1週間に1度のペースで続ければ累積効果が得られます。
2週間に1度で状態維持、4週に1度だとその場限りの効果しか得られないようです。
辛くなってから受けるよりも、そうなる前に経絡の調整しておくことをお勧めします。
これを東洋医学では「未病を治す」といいます。